女性の社会進出に貢献 「婦人の主張」50年で座談会


社会
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座談会で「婦人の主張中央大会」の50年を振り返った(左手前から時計回りに)津留健二さん、屋良悦子さん、潮平芳和読者事業局長、与那覇裕子記者、上原明貴さん、平良菊さん=9日、那覇市天久の琉球新報社

 今年50回目を迎える婦人の主張中央大会を振り返る座談会「ウチナー女性の今とこれから」が9日、那覇市天久の琉球新報社であった。審査員長や過去の受賞者ら5人が出席し、大会の意義や今後の課題などを話し合った。

 婦人の主張中央大会は1968年に第1回が開かれた。婦人会の各地区予選会で選出された代表が身近な問題などを発表し、現在は県婦人連合会、琉球新報社、ラジオ沖縄、沖縄テレビ放送が主催している。

 座談会は大会審査員長の津留健二さん、県婦連会長の平良菊さん、大会の司会などを務めた屋良悦子さん、琉球新報社の潮平芳和読者事業局長、第48回大会で県婦連会長賞を受賞した上原明貴さんが出席し、琉球新報社編集局文化部の与那覇裕子副部長が進行役を務めた。

 出席者からは「大会で発表した後、いろんな所で率先して発言したり、地域との関わりを持ったりするようになる人が多い。女性の社会進出に貢献している」「会員が大会に出尽くしている。若い人たちを掘り起こさないといけない」などの指摘があった。

 節目となる第50回大会は19日午後1時半から、沖縄市民会館で開かれる。