副知事「納得できない」 安部オスプレイ墜落 「原因は機体不具合ではない」との米軍説明に


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第3海兵遠征軍のニコルソン司令官との面談を終えキャンプ瑞慶覧から出てくる富川盛武副知事=11日午前10時30分すぎ、北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧ゲート前

 富川盛武副知事は11日午前、在沖米軍トップで第3海兵遠征軍のローレンス・ニコルソン司令官と面談し、昨年12月に名護市安部の海岸で発生した普天間飛行場所属のMV22オスプレイの墜落事故原因について説明を受けた。

 富川副知事によると、米軍は事故原因は空中給油中の乗組員の操作ミスだと説明した。面談は非公開で約30分行われた。

 面談後、富川副知事は「あくまでもパイロットの判断ミスで、機体そのものも不具合ではない旨の説明を受けた。われわれとして当然納得していない」と述べた。県は引き続き12機程度のオスプレイの県外移転を求めていく。

 普天間飛行場所属のオスプレイは配備当初は24機だった。その後1機は2016年12月に安部で墜落、1機は8月にオーストラリア沖で墜落した。この日の面談で米軍は、普天間飛行場の現在のオスプレイの配備数は24機と説明し、2機が補充されていたことも明らかになった。【琉球新報電子版】