強い台風18号の接近に伴い、宮古島地方と石垣島地方は13日未明から猛烈な風が吹いている。13日午後6時30分現在、人や家屋などへの大きな被害の報告は入っていないが、猛烈な風により倒木などが確認されている。
宮古島地方では、倒木が相次ぎ市内各地で道路をふさいでいるほか、電線も切れほぼ市内全域で停電している。
宮古島市によると、同日午後15時現在、市内4カ所の避難所に5世帯8人が自主避難している。同5時現在、市消防本部などにけが人の情報は入っていない。
石垣島地方では倒木が1件確認されたが、午後6時現在、取り除かれている。同日午後4時30分現在、石垣市に1カ所避難所が設置されており、18世帯21人が避難している。竹富町は3カ所避難所が設置されているが避難者はいない。
沖縄電力によると、強い台風18号の影響により、13日午後6時現在で宮古島市の平良、上野、城辺、下地、伊良部の一部で1万6700戸、石垣市で10戸の計16710戸が停電している。
沖縄電力は「風雨が収まり次第、直ちに本格的な屋外での復旧作業を開始する」としている。【琉球新報電子版】