沖縄県那覇市教育委員会は、2018年度から市内の全53小中学校(約2万9千人)で男女混合名簿を導入する。11日の市議会一般質問で平良識子氏(ニライ)への質問に、黒木義成学校教育部長が答えた。
那覇市の「性の多様性を尊重する都市なは・宣言(レインボーなは宣言)」に基づいた施策。市では、現在11小学校で男女混合名簿を導入しているが、全小中学校に拡大する。
男女混合名簿は西原町、北谷町、北中城村、浦添市が全小中で導入している。宜野湾市も18年度から幼小中で導入予定。県教育庁によると、16年度の県内の小学校の実施率は28・6%、中学校21・6%。
那覇市では、市内の小中学校の児童の呼称を男女にかかわらず「さん」とすることも17年度から推奨された。8日の代表質問で古堅茂治氏(共産)の質問に黒木部長が答えた。