沖縄ヒーロー、タイに輸出 「ミライガーT1」 観光客誘致にも期待


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 沖縄のヒーローキャラクターのプロデュースを手掛けるカレッジフォース(沖縄県豊見城市)が今年12月から、ヒーロー番組「ミライガーT1」をタイで放送する。カレッジ社の畠中敏成会長が番組の概要を説明した。

タイでのテレビ放送に向け準備を進めている畠中敏成会長(左から2人目)とミライガーT1(右から2番目)=15日、那覇市天久の琉球新報社

 ミライガーT1は、人間の悪意が原因で改良されてしまった動植物を、本来の姿に戻していく物語。番組の撮影はタイのほか県内でも行われ、琉神マブヤーも登場する。県内の観光地を番組内で取り上げることで、タイからの観光客誘致の効果も期待している。

 ミライガーT1は昨年もタイでテレビ放送しており、今回は第2シーズンとなる。番組の主題歌は人気歌手の水木一郎氏が歌う。来年度には県内で放送することも視野に入れている。

 畠中会長は「日本的な勧善懲悪ではなく、ウチナーンチュが大切にすべきことをストーリーに盛り込んでいる。子どもが喜んで、大人は考えさせられるような物語になっている」と話した。