藍のすごさ改めて実感 県内若手ゴルファー 彩子の活躍も期待


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 女子プロゴルファーの宮里藍が突然、引退表明したのが5月末。あれから約4カ月、フランスの地で最後のラウンドを終えた。宮里選手を応援し、その背中を追い掛けてきた県内の学生女子ゴルファーからは名残惜しむ声と同時に、宮里を激励し、優勝争いを演じた上原彩子の今後の活躍を期待する声が上がった。

 今年、プロテストに合格した新垣比菜(興南高出)は「やはり寂しい。最後はいままでを思い返しながらプレーしたのかな」と語った。プロになった後、あらためて宮里の偉大さを実感する。だからこそ「引退した後は藍さんのやりたい事をやってほしい。だけど、時々テレビに出てほしい」と話した。7月にIMGA世界ジュニア(女子13-14歳の部)で優勝した比嘉里緒菜(嘉数中)は「現役を退いても活躍していた姿は心に残っている」と語った。佐渡山理莉(名護高)は「辞めた後も日本のプロゴルフ界を盛り上げてほしい」と期待した。

 宮里の最後の大会で、同じ県勢の上原彩子が優勝争いに食い込み奮闘したことに、新垣は「先輩方が世界で活躍することで自分も頑張ろうという気持ちになる」と話した。