なぜ友達つくるの? てつがくカフェ 親子で語り合う


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
顔を寄せ合って気になることを話し合う第4回りゅうPON!てつがくカフェの参加者たち=18日、那覇市天久の琉球新報本社

 答えのない問いについて語り合う「第4回りゅうPON! てつがくカフェ」が18日午前、沖縄県那覇市天久の琉球新報社で開かれ、親子ら約20人が参加した。参加者が話し合いたいテーマを決め「なぜ勉強をしないといけないのか」「友達をつくろうとするのはなぜか」などを語り合った。哲学対話の進行役(ファシリテーター)を養成する「哲学対話のすすめかた講座」も同日午後に開催し、教員ら17人が学んだ。

 カフェは新報小中学生新聞「りゅうPON!」連載中の「てつがくカフェ」に登場する「コーノくん」の河野哲也立教大教授と「ムラセくん」の村瀬智之東京高専准教授が主導した。低学年と高学年の子どもと大人の3グループに分かれた。

 東風平小3年の豊川美空さん(8)は「勉強についていろんな意見が出て、勉強になった」と振り返った。

 すすめかた講座では「ゆっくり考え、質問をする」など哲学対話のこつを村瀬准教授が伝えた。沖縄市の仲里幸剛(ともたけ)さん(42)は「この経験を生かして、子どもたちと考える場をつくっていきたい」と述べた。