67台が資材搬入 辺野古ゲート前に130人


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「N5護岸」建設予定地付近の仮設道路工事で、網に入れた砕石をつり上げるクレーン=20日午前9時40分ごろ、名護市の辺野古崎西側

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で20日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では最大で約130人が集まり、工事阻止に向け抗議の声を上げた。

 午前9時ごろには工事用ゲート前で座り込んでいた市民らを機動隊が排除し、重機や砕石を積んだとみられるダンプカーなど67台が基地内に入った。

新基地建設に反対する市民らがプラカードを持ち抗議する中、基地内に入る砕石などを積んだダンプカー=20日午前9時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 辺野古崎西側の沿岸部では、仮設道路の工事が続いた。辺野古崎に近い「N5護岸」建設予定地付近では、網に入れた砕石をクレーンでつり上げて浜辺に置き、道路を西側に向けて伸ばす作業が行われた。埋め立て区域西端の「K1護岸」建設予定地付近では浜にクレーンでブロックを置く作業や、鉄骨の資材を設置する作業が確認された。

 新基地に反対する市民は、船2隻とカヌー7艇で工事を監視、抗議行動を行った。【琉球新報電子版】