【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で21日、米軍キャンプ・シュワブ内沿岸部の「N5護岸」や「K1護岸」の建設予定地付近では仮設道路の工事が続けられた。
「N5」では袋に入った砕石を、「K1」ではコンクリートブロックを並べる作業が確認された。海上ではカヌー15艇と抗議船2隻に乗った市民が「海を壊すな」「工事をやめろ」などと声を上げた。
ゲート前では、市民ら約60人が座り込みやデモ行進を行い、建設に抗議した。午前11時現在、シュワブ内への工事車両での資材搬入は確認されていない。ゲート前での集会では、北中城村の女性が「この美しいやんばるの自然の中に基地があるのは矛盾する。子や孫のために頑張ろう」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】