【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で27日、市民約60人が名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込んだ。機動隊による強制排除の後、砕石などを積んだ工事関係車両57台がゲート内に入った。
市民らはこの日早朝から、辺野古在住で長年新基地建設に反対し、「辺野古の反戦おばあ」と呼ばれる島袋文子さん(88)のトーカチ祝いをしようとゲート近くのテントで準備を進めている。
一方、大浦湾北側の「K9護岸」沖では、クレーンが付いた台船が浮具(フロート)を海上に下ろす作業が確認された。
辺野古崎西側の「N5護岸」建設予定地では、仮設道路の工事で行われ、網袋に入れた砕石をクレーンで道路先端部に置く作業が確認された。カヌーで抗議行動をしていた3人が一時拘束された。【琉球新報電子版】