「文子おばあはみんなの太陽で、笑顔で、勇気」。沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前のテントで27日、連日座り込みに参加している島袋文子さん(88)のトーカチ祝いが盛大に開かれた。テントは祝福に駆け付けた約400人の市民らであふれた。「私は世界一の幸せ者だ。どこにもないお祝いだよ」。島袋さんは集まった人たちと何度も握手を交わし、時折涙を拭った。
同日、テント下では早朝から飾り付けが始まった。県内外から届いた花盛や食べ物が並べられ市民らは思い思いに歌い踊って、島袋さんの長寿を祝った。
島袋さんのそばには、久米島から駆け付けた姉・ノブ子さん(91)が座っていた。「素晴らしい日だね。幸せだね」。目を細め、何度も妹の文子さんを見た。
最後にマイクを取った島袋さんの言葉には、歓声とともにこの日一番大きな拍手が送られた。「基地なくなるまで頑張る。カジマヤーはここで祝ってはいけない。皆さん、基地がなくなるまで、パワーをください。また頑張ります」と島袋さんは話した。
英文へ→Celebrating tokachi with 400 people in front of Camp Schwab