沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、埋め立て予定地の海域で環境省の「レッドリスト」に掲載されている絶滅危惧種のオキナワハマサンゴなど14群体が27日までに見つかったことに関して、沖縄防衛局の職員2人は28日午前10時までに沖縄県庁を訪れ、県農林水産部水産課や土木建築部海岸防災課など関連部署に説明した。
説明を受けた水産課によると、防衛局側からは27日に防衛省であった環境監視等委員会で報告された資料の説明があり、サンゴを移植するための特別採捕許可の申請に向けて調整したという。
県農水部の新里勝也参事は「詳しくは今後調整する。これ以上、今は話せない」とコメントを控えた。
見つかった14群体のうち、13群体は死滅・消失しており、1群体のみ現在も生存しているという。【琉球新報電子版】