「オール沖縄」と自民、維新など対決 衆院選、沖縄は12人出馬へ 辺野古の是非、再び


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 衆院選は10月10日公示、22日投開票の日程が決まった。沖縄の4選挙区には9月28日現在、前職9人と新人3人の計12人が立候補を予定している。事実上、前回選挙で米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げて4選挙区を独占した「オール沖縄」勢力と政権与党の自民、野党の維新で議席を争う構図となりそうだ。

 沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢氏(69)と自民前職(比例九州)の国場幸之助氏(44)、維新前職(比例九州)の下地幹郎氏(56)、幸福新人の下地玲子氏(59)の4人が立候補を予定している。

 2区は社民前職の照屋寛徳氏(72)と自民前職(比例九州)の宮崎政久氏(52)が立候補を予定していて、前職同士の一騎打ちとなる公算が大きい。

 3区は自由前職の玉城デニー氏(57)と自民前職(比例九州)の比嘉奈津美氏(58)、幸福新人の金城竜郎氏(53)の3人が立候補を予定している。

 4区は無所属前職の仲里利信氏(80)と自民前職(比例九州)の西銘恒三郎氏(63)、幸福新人の富川泰全氏(38)の3人が立候補を予定している。

 今回の衆院選から比例九州の定数が1減し、20議席となる。前職9人のうち5人が比例による復活当選だった沖縄では一定程度、影響が出そうだ。