「沖縄が再び戦場となるのを拒否する」辺野古新基地建設で90人座り込み


この記事を書いた人 松永 勝利
基地を止めようと団結する市民ら=30日午前10時56分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設による新基地建設で30日、米軍キャンプ・シュワブゲート前では市民約90人が集まり抗議を続けた。正午までに資材の搬入はなかった。辺野古海上ではN5護岸予定地付近の仮設道路現場で道路を敷きならす作業が続いた。砕石を詰めた網袋をつり下げていたクレーンがさらに西側の進入路建設予定地に移動しているのが確認された。
 ゲート前では瀬長亀次郎さんの発言「この沖縄の大地は再び戦場となることを拒否する。基地となることを拒否する」が紹介され「私たちも諦めず頑張ろう」と呼び掛けられた。海上からはカヌー9艇と抗議船2隻が作業を監視し、抗議の声を上げた。【琉球新報電子版】