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カタルーニャ、独立「賛成」9割 住民投票 州首相が勝利宣言

独立賛成が圧倒的多数を占めているとの開票速報が伝えられ、歓声を上げる住民たち=1日夜(日本時間2日未明)、スペイン・バルセロナ市(宮城隆尋撮影)

 【バルセロナで宮城隆尋】スペイン北東部のカタルーニャ自治州で1日に行われた住民投票は即日開票され、独立賛成が90%を占めた。投票率は中央政府司法当局が投票所封鎖や投票所からの住民排除など実力行使に出た影響で、40%余と伸び悩んだ。カルラス・プチデモン州首相は「カタルーニャは独立国となる権利を得た」と勝利宣言した。数日中に州議会が開かれ、独立宣言するかが焦点となる。

 投票を「違憲」としている中央政府のマリアーノ・ラホイ首相は「(合法的な)住民投票なるものは行われなかった」と述べた。投票を阻止しようとした警官隊と衝突し、病院で手当てを受けた住民は844人に上り、うち92人の負傷が確認されている。

 投票は「カタルーニャが共和国として独立国となることを求めるか」との質問にSi(賛成)かNo(反対)で答える内容。州政府によると有権者530万人余のうち4割にあたる226万人が投票。独立賛成は9割の202万票、反対は17万票だった。投票所は約2300カ所のうち、中央政府の妨害で約400カ所が使えなかった。

 プチデモン州首相は独立に向けた手続きを進める考えを示した。負傷者が出たことには「中央政府は恥ずべき歴史を刻んだ」と批判した。中央政府のラホイ首相は首都マドリードで演説し「議論の扉は閉ざさない」と対話の余地を残した。

英文へ→Catalonia’s leader delivers victory speech after 90% of voters vote for independence in referendum