【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で、米軍キャンプ・シュワブのゲート前には3日午前、新基地に反対する市民約30人が座り込み抗議の声を上げた。県警機動隊が市民を排除し、工事用車両61台がゲート内に入った。辺野古の海上でも工事が進められた。
2日に翁長雄志知事が防衛局に向け新基地建設工事中止を求める文書を送ったことを受け、市民は「知事も反対している基地だ。沖縄の声を聞け」と訴えた。
辺野古海上の「K1護岸」建設予定地付近では、仮設道路工事現場の土砂を重機でならす作業が行われた。市民は抗議船3隻、カヌー10艇で抗議を続けている。市民3人がカヌーで浮具(フロート)内に入ったが、海上保安庁に止められた。【琉球新報電子版】