MICE予算減額に質問相次ぐ 県議会総務企画委


この記事を書いた人 志良堂 仁
大型MICE施設整備などを巡って質疑が交わされた県議会総務企画委員会=5日午前、県議会

 県議会は5日、総務企画、経済労働、文教厚生、土木環境の4常任委員会を開いた。午前中の総務企画委(渡久地修委員長)は、国際会議などに活用する大型MICE施設の関連費用が減額された補正予算案を審査した。県の減額補正の提案に対し、これまでの政府との調整の経緯をただす質問が相次いだ。

 嘉手苅孝夫県文化観光スポーツ部長は、MICE施設の2020年開業開始のめどについて「スタート時期がずれており、開始時期は少し不明確なところはある」と説明した。新垣光栄氏(おきなわ)への答弁。
 新垣氏が、一括交付金によらず県が自主財源で整備する考えはないかと質問したが、嘉手苅部長は「内閣府自体もMICE施設自体は否定しておらず、交付金の継続性もあり、まずは(一括交付金の)交付決定に向けて引き続き努力したい」と答えた。【琉球新報電子版】