護岸用石材積み重ねる作業続く 工事車両70台が基地内へ 名護市辺野古


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
網袋に入った石材を積み上げる作業を行うクレーン車=6日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、辺野古海上では袋入りの石材を積み重ねる様子が確認された。米軍キャンプ・シュワブゲート前では午前8時過ぎから、新基地建設に反対の市民らが抗議の声を上げた。

機動隊に排除される座り込み市民=6日午前9時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 辺野古海上の「N5護岸」建設予定地付近では、仮設道路工事作業が続けられた。市民は抗議船3隻、カヌー10艇で抗議を続けている。市民は「沖縄に来るたくさんの観光客は米軍基地を見に来るのではない。豊かな自然と文化を見に来る。基地は経済の阻害要因だ」と訴えた。

浮標灯(ブイ)のようなものを積んだトラックが基地内に運び込まれる=6日午前9時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 一方、ゲート前では午前9時前から工事関係車両約70台が基地内に入る様子が確認された。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「愚直に、粘り強く闘いを続けることで(辺野古新基地建設阻止の動きが)広がる。きょうも1日頑張ろう」と述べた。【琉球新報電子版】