naoさん(南風原在住)日本一 ストリートサッカー大会 アジア大会へ「夢は欧州挑戦」


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大会で優勝したストリートサッカープレーヤーのnaoさん(中央)=9月9日、静岡県(本人提供写真)

 【南風原】沖縄県南風原町在住でストリートサッカープレーヤーのnaoさん(30)=本名・新里尚史さん=が、9月9日に静岡県で行われたストリートサッカー大会「KT STREET KING JAPAN STOP」(KT FOOTBALL主催)で優勝し、アジア圏で開催される国際大会出場の切符を手にした。大会には日本各地から約40人が出場。県内からはnaoさんが唯一の出場者。初開催の大会で初優勝を飾った。

 ストリートサッカーは、PANNA(パナ)(股抜き)とドリブルテクニック(グラウンドムーブ)に特化してテクニックを見せるスポーツ。競技は1対1で対戦。約4メートル四方の正方形のコートの両サイドに設置したミニゴールにボールを入れて得点するか、対戦相手の足と足の間にボールを通すPANNAでも得点が加算される。3分間の制限時間内に得点数が多い方が勝利となる。今大会でPANNAの回数が一番多かったnaoさん。決勝戦では国際大会の出場経験がある選手と対戦し、8―5で優勝をつかんだ。

 naoさんは、サッカー部に所属していた高校時代にストリートサッカーの存在を知った。当時からドリブルやリフティングが好きで、ストリートサッカーの動画を見ながら友達と遊び感覚でまねていたという。

 日頃は仲間と豊見城市にある施設フットサルティーダイン沖縄で練習し、2年前から日本のトップ集団「PANNA HOME」の合宿にも参加。「本物に触れて世界を感じ、熱が上がった」と話す。

 少人数でも楽しめ、ドリブルテクニックで見ている人を楽しませることができるところに魅力を感じると話すnaoさん。「沖縄では知名度が低いので広めていきたい。将来は本場、欧州の大会に出場したい」と夢を語った。
(中川廣江通信員)