東浜、初の最多勝 16勝、リーグV貢献 ソフトバンク


この記事を書いた人 大森 茂夫
東浜巨投手

 プロ野球ソフトバンクの東浜巨(なお)投手と西武の菊池雄星投手が最多勝を獲得することが9日、確定した。ともにパ・リーグ最多の16勝を挙げており、1勝差の楽天の則本昂大投手が残り1試合となり、上回られる可能性がなくなった。両投手ともに初のタイトル獲得。

 プロ5年目の東浜は自身初の2桁勝利をマークし、チームのリーグ優勝に貢献した。

 少年野球チームの与那城ストロングで野球を始めた東浜は、2008年に春の選抜大会でエースとして沖縄尚学高を頂点に導いた。亜大時代の通算奪三振420は東都大学リーグ歴代1位。12年にドラフト1位でソフトバンク入りし、16年には9勝6敗して「エースキラー」と呼ばれた。

 県系では阪神や米ヤンキースなどで活躍した故伊良部秀輝さんが、1994年に15勝を挙げて最多勝を獲得した。

 県出身者の最多勝利数は、68年に広島の元投手・安仁屋宗八さんによる23勝という記録がある。