「東京五輪で金」が目標 柔道の渡名喜風南さん、世界一を報告


この記事を書いた人 平良 正
金メダルを首に掛け城間俊安町長(右端)に優勝報告した渡名喜風南さん(右から3人目)と家族ら=6日、南風原町役場

 8月の柔道世界選手権の女子48キロ級で金メダルを獲得した渡名喜風南さん(22)=帝京大=が6日、沖縄県南風原町大名の祖父・庸善さん(79)ら家族と町役場を訪れ、城間俊安町長に世界一を報告した。

 両親が町出身で、神奈川県で生まれ育った風南さんは「南風原で生まれたわけではないが、こんなに喜んでもらってうれしい」と語り、地元の声援に感謝した。

 城間町長は「世界選手権での足を使う技がすごかった。町だけでなく県全体の誇り。本当にうれしい」と話した。

 風南さんは「まずは12月のグランドスラムで優勝したい。最終的には2020年の東京オリンピックで優勝したい」と力強く意気込んだ。

 庸善さんは「世界一という夢のまた夢が実現したよう。とてもうれしい」と、孫の活躍に満面の笑みを見せた。