AIで景況予測 本紙記事読み内容分析 沖銀・三井情報が検証


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 沖縄銀行(那覇市、玉城義昭頭取)と三井情報(東京都、小日山功社長)は10月から、人工知能(AI)を活用したテキストデータ解析の検証作業を始めた。沖銀が保有しているテキストデータや琉球新報の記事データをAIに読み込ませ、内容や因果関係を分析させる。将来的にはAIによる景況予測を可能にすることも見据えている。

 検証作業は自然言語処理を研究テーマにする東京大大学院工学系研究科の協力を得て行われる。

 沖銀は企業との面談などで蓄積したテキストデータを顧客情報を特定できない形にして検証に活用する。沖銀のデータや琉球新報の記事データの内容をAIが分析することで、企業に与える影響などを導き出せるようにする。

 検証作業は2018年上旬まで行われる予定。検証の内容を検討しながら、商品化が可能かどうか判断していく。