LGBT活動、沖縄から3社がゴールド表彰 JTA、カフー、パーム


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ゴールド表彰を受けたJTAの丸川潔社長とカフーリゾートフチャクコンド・ホテルの荒井達也総支配人=11日、東京・千代田区の経団連会館

 【東京】同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)が働きやすい職場づくりを目指す任意団体「work with Pride(wwP=ワーク・ウィズ・プライド)」は11日、LGBTに関する企業の取り組みを表彰する「PRIDE指標2017」を都内で発表した。沖縄県内から日本トランスオーシャン航空(JTA)とホテルパームロイヤルナハ、カフーリゾートフチャクコンド・ホテルの3社が、5指標全てを満たす「ゴールド」に選ばれた。JTAとパームロイヤルは昨年に続くゴールド表彰だった。

 発表は今年が2回目で、109の企業・団体が応募。(1)行動宣言(2)当事者コミュニティー(3)啓発活動(4)人事制度・プログラム(5)社会貢献・渉外活動―の5指標に基づき、ゴールド(5点満点)86社、シルバー(4点)15社、ブロンズ(3点)8社がそれぞれ表彰された。

 LGBTに関する全社員教育を通じた啓発活動などに取り組むJTAの丸川潔社長は「こういう場に出てくる沖縄の企業がもっと増えてほしい」と語った。

 LGBT向けのウエディングプランの販売を手掛けてきた「カフー―」の荒井達也総支配人は「よきリーディングカンパニーになっていきたい」と述べた。パームロイヤルはLGBTに関する講演やワーキング委員会などの活動が評価された。