「沖仏、文化似ている」　俳優のヴァンソンさん講演

　第８７期新報女性サロン（琉球新報主催）の第４回講座が１７日、那覇市のＡＮＡクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開かれ、俳優・マルチタレントのジリ・ヴァンソンさんが講演した。

　フランス出身のヴァンソンさんは「沖縄の女性は自立心が強く、働き者だと思う。フランスにも共通している点があると思う」などと述べ、沖縄とフランスの文化の共通性や特徴などを語った。

　埼玉県の獨協大学に留学したことをきっかけに、日本でテレビやラジオの仕事などをするようになったヴァンソンさん。現在、東京を拠点にしながら１カ月のうち約１０日間は沖縄に滞在しテレビ番組の収録などをしている。

　２００５年に母と一緒に初めて来沖し「沖縄に恋してしまった。何て良い所なんだとの気持ちになった。肌に合った」と明かした。

　ヴァンソンさんは「フランスは北からも南からもいろんな人が入ってくる。チャンプルーした文化であることは沖縄と似ていると思う」と、多様な文化を融合している点で共通性があるとの印象を語った。