新聞、考える力に スクラップで入試突破 お茶の水女子大・上江洲さん


この記事を書いた人 琉球新報社
大学入試突破の決め手となったスクラップノートを手に、新聞の可能性を語る上江洲まりのさん=17日、琉球新報東京支社

 【東京】今年4月からお茶の水女子大言語文化学科に通う上江洲まりのさん(19)=浦添市出身=は大学入試に新聞を活用した。沖縄カトリック中学高等学校で15分の休み時間を活用して新聞を読み始めた。3年から受験を意識し、スクラップを始め、それが入試に役立った。将来は国際協力・交流の分野で活躍するのが夢だ。「私が情報のきっかけになりたい」と目を輝かせる。

 スクラップの積み重ねが生きたのは2次試験の時。入試冒頭に発表されるテーマについて図書館で6時間調べて、2千字の論文を書く内容だった。入試に向けて作ったスクラップノートが決め手になった。

 テーマを聞いた瞬間、1カ月内に読んだ記事を思い出し、図書館で探し当て、論文の最も大切な要素に使った。ノートに貼った記事の横に書き込んできた自分の意見も糧になった。

 新聞への見方が変わったのは高1の時に受けた留学試験の面接だった。読んだ記事を取り上げて合格できた。高校2年の米国留学時には、ルームメイトのウルグアイ人が、上江洲さんら2人の交流の記事をバージニア州の地元紙に投稿し、1面に掲載された。新聞から学ぶだけでなく、情報を発信できることを知る体験だった。「新聞に載ると自信につながる。反響もあって、意欲も高まる」

 将来は「国際協力・交流の分野の専門性を沖縄に持ち帰りたい」と語る上江洲さん。もっと知識と人脈を広げ、自身が情報のキーマンになるのが目標だ。新聞について「知識は自分で探求しないと身に付かない。分かる分だけでも読むと力が付く」と、小、中高校生にメッセージを送った。