沖尚・興南、センバツ取りへ 九州高校野球に出発 両校、21日初戦


この記事を書いた人 平良 正
九州大会での上位進出を目指して決意を新たにする沖尚と興南の選手たち=18日、那覇空港

 高校野球の第141回九州地区大会(21~26日・宮崎県)に沖縄県代表として出場する沖縄尚学と興南が18日、現地に出発した。出発前に那覇空港で行われた壮行激励会には県高野連の関係者や各校の保護者が集まり、両校の選手が健闘を誓った。同大会の結果は来春、阪神甲子園球場で開催される選抜高校野球大会の参考資料となる。

 壮行激励会で県高野連の上原昇会長が「秋季県大会のチームの課題を修正し、万全の調整をしてきたと思う。沖縄63チームの代表として自信と誇りを持って試合に臨んでほしい」とあいさつ。沖尚の池間大智主将は「しっかり一戦一勝で執念を持って勝ちに行きたい」と意気込み、興南の仲村匠平主将は「グラウンドでやってきたことを九州でも発揮したい」と決意を語った。

 沖尚の比嘉公也監督は「守備のチームなので崩れずに少ないチャンスを得点に結び付けたい」と力を込め、我喜屋優監督は「複数の継投を想定し、打撃では狙い球を定め得点を返していきたい」と誓った。

 九州大会出場は沖尚は2季連続23度目で、興南は3季連続28度目。沖尚は21日午後2時からの2回戦で伊万里(佐賀2位)と対戦。興南は21日午前11時半からの1回戦で宮崎日大(宮崎3位)と顔を合わせる。

 大会には18校が出場し、決勝は26日正午からサンマリンスタジアム宮崎で行われる予定。