陸上の第33回U20日本陸上競技選手権大会・第11回U18日本陸上競技選手権大会は20日、愛知県のパロマ瑞穂スタジアムで行い、U20男子やり投げ決勝で比嘉遥(興南高―九州共立大1年)が70メートル22を投げて頂点に立った。U18やり投げの南辰貴(石川高2年)は61メートル52で7位に入賞した。
◆歴1年3カ月で比嘉、全国制す 元球児、県記録狙う
本格的に競技を始め1年3カ月で、全国規模の大会を初めて制したU20やり投げ男子の比嘉遥(興南高―九州共立大1年、名護市出身)。JOC中学陸上のジャベリックスロー日本記録保持者で、地肩の強さに大学での練習でフォームが徐々に固まってきた点が加わり結果が出た。
元球児で野球部引退後、やり投げを始めた。大会前日の練習では72~73メートルの投てきを見せ「調子は上々だった」という。1投目を66メートル99とし首位に立ち、投げる直前のクロスステップに入ってからのスピードを意識した5投目、70メートル22を投げ優勝を決めた。
「記録はまだ伸びる」とフォームの修正を図り、県記録の71メートル20の更新を狙う。