平和への思い、読谷から届け 100万人平和コンサート 27日、6組出演 村運動公園


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総勢100万人達成を目指し、多数の来場を呼び掛ける石嶺伝実読谷村長(左から6人目)ら=10日、読谷村役場

 【読谷】「第3回オキナワンドリーム 100万人の平和コンサートinよみたん」(主催・同実行委員会)が27日、読谷村運動公園で開催される。10日、実行委員会が会見し、委員長を務める石嶺伝実読谷村長と出演者らが意気込みを語った。

 コンサートは戦後70周年事業の一環で2015年に始まり、15年は約8千人、16年は約1万人が参加。一人一人の平和のかけらを読谷からつなげて広げていくことを願い、出演者と参加者で総勢100万人を目指す。

 石嶺村長は「沖縄の先人たちはいつでも平和を願ってきた。100万人を目指して、平和(peace)への思いのかけら(piece)を募り、思いに共感し発信できる沖縄を実現したい」と抱負を述べた。

 ステージには、読谷生まれの知花竜海さん、沖縄を拠点に活動するディアマンテス、伊江島出身のAnly(アンリィ)さんら6組のアーティストが出演する。物販コーナーでは、クラウン・コトラがバルーンアートなどを披露し盛り上げる。

 初出演となる知花さんは「読谷に生まれて基地(反対運動)のことなど象徴的な出来事を見てきた。先輩たちがつないできた思いを地元代表として歌いたい」と話した。コンサートは入場無料で、午後5時開場、同5時半開演。問い合わせは読谷村役場企画政策課(電話)098(982)9205。