海上事故で死去の市民黙とう「事故なく闘おう」 ゲート前搬入、海上作業は確認されず


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船をつり上げて海上に移すクレーン車=23日午前9時すぎ、名護市の辺野古崎北側

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設工事で23日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では午前11時までに工事に関連した資材の搬入は行われず、市民らは台風で周辺に散乱したごみを掃除した。

 海上作業も確認されていないが、辺野古崎北側では陸地でクレーン車がボートをつり上げ、海上に移動させる様子が見られた。

 名護市の汀間漁港では23日午前、2014年10月に抗議中の海上事故で亡くなった市民を悼み、十数人の市民がキクの花を手向けた。抗議船の船長は「事故がないように、最後まで諦めずに闘おうと黙とうした」と話した。【琉球新報電子版】

台風21号の接近による強風で散乱したごみを掃除する市民ら=23日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前