海上で浮具を再び設置 ゲート前、搬入確認されず 名護市辺野古新基地建設 


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台風のため一時撤去していた浮具を設置する沖縄防衛局の作業船=24日午前10時半すぎ、名護市辺野古沖

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、24日11時現在までに米軍キャンプ・シュワブゲートへの搬入作業は確認されていない。

 約50人の市民がゲート前で抗議の声を上げている。同日午前10時半ごろには伊波洋一参議院議員がテントを訪れ、市民にあいさつをした。

 一方、海上では台風対策で一時撤去していた浮具(フロート)を沖縄防衛局の作業船が再び設置する作業をしているのが確認された。

 飼い犬のグナァムィと散歩がてらゲート前を訪れた成田正雄さん(64)=名護市=は「20年間抗議を続けてつらいことが多かったが、最近は全国から元気な人たちが集まっているので、気持ちが切り替わった。楽しく参加している」と話した。【琉球新報電子版】

キャンプシュワブのゲート前で座り込む市民たち=24日10時半ごろ、名護市辺野古