台風22号は25日、フィリピンの東の海上を北上した。今後は発達しながら北西に進み、27~28日にかけて沖縄地方に接近する恐れがある。沖縄気象台によると、沖縄本島地方は28日、台風の暴風域に入り、暴風警報が出る可能性が高い。沖縄本島地方や大東島地方では27日から大しけとなる。気象台はうねりを伴った高波に警戒を呼び掛けている。
台風は25日午後9時現在、時速約20キロで北西に進んでいる。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。北東側440キロと南西側390キロで風速15メートル以上の強風域となっている。26日午後9時までには暴風域ができる見込み。
台風22号の接近を受け、沖縄の産業まつり実行委員会(会長・呉屋守章県工業連合会会長)は27~29日に開催を予定していた「第41回沖縄の産業まつり」の全日程を中止すると25日、発表した。那覇市の奥武山公園などを会場に538の個人・団体・企業が出展する予定だった。産業まつりが3日間全て中止になるのは初めて。29日に開催を予定していた第35回那覇市障がい者運動会も中止が決まった。