神里が横浜2位、沖縄勢の指名相次ぐ ドラフト 巨人3位大城、西武は4位平良・5位與座、育成にも


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DeNAから2位指名され喜ぶ日本生命の神里和毅(右)と十河章浩監督(左)=26日、大阪府貝塚市の日本生命野球部寮内(同社提供)

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が26日、東京都内で行われ、県勢は日本生命の神里和毅外野手(糸満高―中央大出、南風原町出身)が横浜から2位、NTT西日本の大城卓三捕手(首里中―東海大相模高―東海大出、那覇市出身)が巨人から3位、八重山商工高校の平良海馬投手が西武から4位、岐阜経済大の與座海人投手(沖縄尚学高出、浦添市出身)が西武から5位指名を受けた。そのほか祖父が県出身の比嘉賢伸内野手(盛岡大付高)が巨人から育成ドラフト1位で指名された。

 神里は高校時代は1番としてチームをけん引し2011年に夏の甲子園に出場。中央大では4番も務めた。社会人では1年目から名門の定位置を獲得し、俊足強打の1番打者として存在感を発揮。第28回BFAアジア選手権(2~8日・台湾)の日本代表「侍ジャパン」社会人代表に選出された。右投げ左打ち。

 大城は高校時代は甲子園で春夏連覇した興南と夏の全国選手権決勝で対決。大学進学後は主軸として活躍し、2014年にはチームを優勝に導き、最高殊勲選手(MVP)と首位打者の2冠に輝いた。187センチ、86キロの大型捕手。右投げ左打ち。

 平良は最速152キロを誇る右腕。チームとしては目立った成績は残していないものの、今年の県春季大会で152キロの直球を投げ込み注目され、夏の県大会でも初戦で最速151キロを含め、140キロ台後半の直球を連発した。

 與座は主将として今年の6月の全日本大学野球選手権に出場。初戦の2回戦で1安打完封した。大学入学後にそれまでの横手投げから下手投げに変え、球威も増した。技巧派の右腕。2013年夏に甲子園に出場した。

 高校野球で歴代最多とされる通算111本塁打をマークした東京・早稲田実業高校の清宮幸太郎内野手には7球団が1位指名で競合し、抽選で日本ハムが交渉権を得た。【琉球新報電子版】