経済

ジェラートで世界一 宜野湾の柴野さん、日本人初

ジェラート世界大会グランプリの柴野大造さん(右)と騎士の称号を授かった米盛勝也さん=26日、宜野湾市嘉数の「La VOUS(ラ・ボウス)」

 地元食材にこだわったジェラートを販売する「La VOUS(ラ・ボウス)」(宜野湾市)の役員で、ジェラート職人の柴野大造さん(42)が、9月28日にイタリアで開かれた世界大会でグランプリに輝いた。45人が腕を競う中、日本人では初めて世界一に輝いた柴野さんは「世界一は通過点。日本にジェラートを文化として根付かせたい」と次の目標を見据えた。

 9月28日~10月1日に、イタリア・パレルモ市で開かれた世界大会「シャーベット・フェスティバル」では、書類審査を通過した45人がイタリア語での作品紹介やジェラート作りで腕を競った。「ラ・ボウス」店長の米盛勝也さん(22)はイタリアのジェラート協会から騎士の称号を受け、2018年1月に授与式がある。


本場イタリアの世界大会で世界一に輝いた「パイン、アップル、セロリのジェラート」

 柴野さんは直前に別の大会で4位入賞した作品「パイナップル、リンゴ、セロリ」で挑戦した。(1)健康(2)口直しの存在でもあること(3)独創性―を柱に修正を重ねた。消化を助け食中の口直しにも優れるセロリだが、イタリアでは好まれず、比率を工夫してイタリア人好みの味を追求した。市民投票でも1位を獲得し「神の舌を持つ」と評される審査員からも「君の理論は正しい」と絶賛されたという。

 石川県出身の酪農家2代目として「地元食材の良さを引き出し、経済的にも起爆剤となる食品を作りたい」との思いで始めた。

 東京進出の話を断り続け、地元にこだわる柴野さんは「沖縄にはグアバ、アセロラなど魅力的な食材が多い。その良さをジェラートで引き出したい」と語る。

 ラ・ボウスの運営会社は香港の実業家とコンサルタント契約を締結し、18年4月にも香港で沖縄仕込みのジェラート店が開店する。

英文へ→First Japanese hailing from Ginowan City crowned best gelato-maker in the world