県勢 笑顔で行進 障害者スポ大会開幕 愛媛


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笑顔で入場する県勢選手ら=28日、愛媛県松山市の愛媛県総合運動公園

 【松山市で宮城美和】「第17回全国障害者スポーツ大会」(愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」が28日、愛媛県松山市の愛媛県総合運動公園で開幕した。雨の中で行われた開会式に、1番手で入場した県選手団は笑顔で観客に手を振った。大会には各都道府県と20の政令都市を合わせた67の選手団、約5500人の選手が出場し、30日まで熱戦を繰り広げる。県内からの選手50人は8つの競技に出場する。

 聴覚障がいがあり、陸上100メートル走と200メートル走に出場する仲原善太郎さん(22)が県勢の旗手を務めた。

 仲原さんは「旗手を務めると知った時から緊張していたが、いざ入場すると『わくわく』に気持ちが変わった」と話し、開会式を楽しんだ様子。「初出場の大会だけど、楽しみたい」と意気込みを語った。

 大会のテーマとなっている「君は風 いしづちを駆け 瀬戸に舞え」には参加者全員が愛媛を駆ける風のように舞い輝けとの思いが込められている。