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【南大東・北大東】台風21号と22号が相次いだ影響で、沖縄本島からのフェリーが10月15日以降入港できない状態が続いていた南大東、北大東の両村で2日、18日ぶりにフェリーが入港した。食料品の品薄状態が続いていた両村では、村民から安堵(あんど)の声が上がった。一方、届く荷物が多すぎて陳列が間に合わない店舗もあった。
JAおきなわ北大東生活店舗によると、午前7時に入港後、午前8時すぎ、野菜や乳製品などが店頭に並んだ。レジが間に合わないほどの行列ができ、正午ごろには野菜のほとんどが売り切れた。同店で働く女性は「品物が入荷できて本当によかった。売り上げも上がり安心した」と話した。
北大東村南の宮城行枝商店では、午前8時の開店と同時に大勢の客でにぎわった。野菜の価格が台風の影響で高騰していることに驚きながらも、買い物客らは野菜を手に和やかな笑顔がみられた。
南大東村には午前10時に船が到着した。Aコープ南大東店では、入荷する荷物が多すぎて、野菜を陳列できたのが午後になった。午前中に野菜を求めて来た買い物客が、午後に再び訪れることもあったという。
両村では今夏から始まったパン、牛乳、豆腐、卵の4品目の航空便輸送費補助事業も活用していたが、入荷するとすぐに売り切れる状況が続いていた。
英文へ→People sigh in relief as ferry finally arrives with goods after typhoons