校歌探訪 うるま市立勝連小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 1882年4月、勝連番所の一室で勝連小学校の歴史は幕を開けた。135年間をひもとけば、与那城小学校との合併や校名の改称、沖縄戦での校舎の全焼などの激動の歴史があった。1963年に校歌が制定されて以来、運動会などの行事などで子どもたちに歌い続けられている。
 児童会長の田中黎明さん(12)のお気に入りは校歌の2番だ。「学校生活とワシの子どもが生まれて巣立つまでの様子を重ねていて、かっこいい」と笑顔を見せる。校長便りの名前は「わしの子」、地域支援組織の名前は「おやわしの会」だ。森田正人校長は「歌詞にワシが入れられた理由は、はっきりとは分からない。勝連小にはワシの仲間のツミが訪れ、巣を作る。そういう意味では歌詞とマッチするのではないか」と話した。