ことし9回目のパラシュート訓練実施 津堅島訓練場水域で 地元、常態化を危惧


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作業船と見られる船の横をパラシュートで降下する兵士ら=7日午後4時7分、津堅島沖(花城太撮影)

 【うるま】米空軍は7日午後4時すぎから、うるま市の津堅島訓練場水域でことし9回目のパラシュート降下訓練を始めた。

 この日、最初の降下訓練では米兵や物資をつり下げたパラシュート6つが降下した。

 午後4時半現在、米兵らを乗せたMC130特殊作戦機は周辺を旋回してるため、継続して降下訓練を行う可能性もある。
 
 市や市議会は、降下訓練実施の度に訓練中止などを求め米軍に抗議しているが、米軍は訓練を強行している。同水域では2日にも降下訓練が実施されており、地元からは怒りの声などが上がっている。
 
米軍嘉手納基地を飛び立ったMC130特殊作戦機は午後3時半ごろ、津堅島沖に現れ、パラシュートを付けた米兵5人と物資とみられるもの1つが後部から次々と落下した。【琉球新報電子版】