F35A即時撤退求める 嘉手納町議会が暫定配備に抗議決議 外来機飛来禁止も


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全会一致で意見書を可決する嘉手納町議会議員=10日午前10時37分、嘉手納町議会

 【嘉手納】米ユタ州のヒル空軍基地から最新鋭ステルス戦闘機F35Aが米軍嘉手納基地に暫定配備されたことを受け、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は10日午前、臨時会を開き、F35Aの飛行訓練を中止し、即時撤退させることや全ての外来機の飛来禁止を求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 抗議決議と意見書では訓練を開始した7日からの騒音値と町民から寄せられた苦情も踏まえ、「町民の怒りは爆発寸前に達している」と指摘し「嘉手納基地の負担軽減を速やかに実施し、これ以上の機能強化を中止すること」を求めた。

 町議らは10日午後に沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長を訪ねて抗議する。外務省沖縄事務所や第18航空団、県、県議会には14日に抗議・要請する。【琉球新報電子版】

英文へ→Kadena Town Council adopts protest resolution on the temporary deployment of the F-35As