那覇工業 9連覇 沖縄県勢が健闘 全国エコデン


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9連覇を果たした那覇工業高校の生徒たち=24日、那覇空港

 全国の工業高校生が電気自動車の走行距離を競う2017エコデンレース(全国自動車教育研究会主催)が23日、大阪府の泉大津フェニックス多目的広場で開かれ、沖縄県代表の那覇工業がワイパーモーター部門で9連覇を果たした。24日、那覇空港に到着した生徒らは横断幕や花束を持った家族や学校関係者に迎えられ、笑顔で優勝報告をした。

 レースは、1周約430メートルのコースを40分間に走行した距離(周回数)で競う。優勝した那覇工業高校のチーム「風人」は県大会後、ボディーを解体して1個1個の部品を洗浄して組み直して大会に挑んだ。

 キャプテンの和田良心(らいご)さん(18)は「先輩たちからいろいろ教わって3年間頑張ってきたのでとてもうれしい」と満足した様子で語った。

 走行中には、部品が飛び、カバー部分が浮いてしまうアクシデントにも見舞われた。ドライバーの棚原佳一人(かいと)さん(17)は「足で押さえながら必死に耐えた。優勝できてほっとした」と話した。

 同部門では同じく那覇工業高校のチーム「Tab2017」が3位になった。

 約80台がエントリーした一般モーター部門では八重山商工高校が12位、沖縄工業高校が24位と健闘した。