【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り、新基地建設が天然記念物のジュゴンに影響を与えるとして、工事の中止を求めている米ジュゴン訴訟の原告団が30日、辺野古を視察した。
原告団は日米の市民や自然保護団体「米生物多様性センター」などで構成している。30日午前は米軍キャンプ・シュワブのゲート前を訪れ、新基地建設に反対し座り込みを続ける市民たちと交流した。
同センター創設者のピーター・ガルビンさんは「私の夢は辺野古でジュゴンと一緒に泳ぎ、その時にはキャンプ・シュワブがなくなっていることだ。沖縄の平和的な人々が米軍に弾圧されているのは悲しい。米国に戻ったら基地を造らせない努力を2倍にして闘う。私たちは諦めない」と語り、大きな拍手を受けた。
原告団メンバーで米国の先住民であるマーティ・ワイヤ・ロチャさんは座り込みをする市民のために自身の部族の形式で祈りをささげた。【琉球新報電子版】
英文へ→American conservationists in dugong lawsuit visit Henoko, show solidarity with local citizens