米軍、10日で飲酒規制緩和 飲酒・死亡事故後の禁止解く


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米海兵隊員による飲酒運転死亡事故を受け、沖縄県の翁長雄志知事(右)に謝罪するニコルソン在沖縄米四軍調整官(中央)とエレンライク在沖縄米総領事=11月20日、県庁

 在日米軍は30日、沖縄県那覇市で19日に発生した在沖縄米海兵隊員による飲酒運転死亡事故を受けて全ての米兵に対して出していた飲酒禁止令を緩和した。これまでの購入、飲酒の全面禁止から、基地内での酒類購入と基地内外の自宅での飲酒を認める。禁止措置の発出から10日後の解禁となった。22日の外出禁止令緩和に続く綱紀粛正の緩和第2弾。

 飲酒禁止令の緩和は30日午後4時半から。基地外の飲食店などの場所での飲酒は引き続き禁止する。米軍の準機関紙「星条旗」電子版が30日に報じた。

 事故を受けた綱紀粛正策を巡ってはニコルソン在沖縄米四軍調整官が、事故から3日後の11月22日に在沖米軍の外出禁止令を緩和。全面禁止だった外出禁止時間を、午前0時から午前5時までに縮小し日中は外出可能とした。