「石を落とさないで」 進む護岸工事に市民ら訴え ゲート前では50人が抗議


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「K1護岸」でコンクリートを敷き詰める作業員=12日、午前11時5分、米軍キャンプ・シュワブ沿岸

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で12日午前、海上では市民らが抗議船3隻、カヌー12艇で抗議する中、護岸造成の作業が確認された。

 「N5護岸」では砕石を海に投下する作業が進められた。「K1護岸」では、砕石をショベルカーでならしながらコンクリートブロックをかぶせる作業が確認された。「K9護岸」の作業は確認されなかった。

 新基地建設に反対する市民らは作業員に「石を落とさないで」などと強く訴えていた。

 名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では午後0時50分現在、砕石などを積んだ工事関係車両が2回に分けてキャンプシュワブ内に入った。ゲート前には約50人の市民が駆け付け、抗議した。【琉球新報電子版】