ワイドFMスタート 那覇で式典放送 ROK、RBCi


この記事を書いた人 大森 茂夫
公開生放送でワイドFM開始を祝うラジオ沖縄の森田明社長(右から3人目)、琉球放送の濱田建三社長(同4人目)ら=16日、那覇市のパレットくもじ前

 ラジオ沖縄(ROK)と琉球放送のラジオ部門(RBCiラジオ)は16日正午、AM放送番組をFMでも放送するワイドFM(FM補完放送)を始めた。AM波が届きにくい建物内での聞きづらさが解消され、クリアな音質でステレオ放送が楽しめる。周波数はラジオ沖縄が93・1メガヘルツ、RBCiラジオが92・1メガヘルツ。放送区域は主に本島中南部で、95メガヘルツまで受信可能なワイドFM対応のラジオなどで聴ける。

 同日、那覇市のパレットくもじ前で式典と両局による共同特別番組の公開生放送が行われた。式典で総務省沖縄総合通信事務所の久恒達宏所長はラジオ沖縄の森田明社長と琉球放送の濱田建三社長にワイドFM開設の免許状を手渡した。

 公開生放送で森田社長は「これを第二の開局と捉え、地域に親しまれ役に立つ放送局を目指す」と語った。濱田社長は「琉球放送の原点はラジオだ。信頼される番組づくりに頑張る」と述べた。これまで宮古、八重山、本島北部地域などではFMで両局の番組が聞けたが、ワイドFM開始により本島中南部などでもFMで聞けるようになった。