長義さん フラッシュ暗算全国一 昨年に続き連覇


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 【沖縄】10日に都内で開催された第17回毎日パソコン入力コンクール(毎日新聞社など主催、全国珠算教育連盟共催)全国大会で、沖縄東中3年の長義絵里以さん(15)がフラッシュ暗算部門で優勝し、文科大臣賞を受賞した。長義さんは昨年も同部門を制しており、連覇を果たした。

毎日パソコン入力コンクールのフラッシュ暗算部門で連覇を果たした長義絵里以さん=13日、沖縄市泡瀬のあわせそろばん教室

 モニターに映し出される3桁の数字を暗算で足していき、正確さを競う。全国から予選を突破した12人が全国大会に出場。決勝は間違えると脱落していく方式で、長義さんは最後の2人に残り、相手が間違えた問題で、見事に正解して連覇を決めた。

 決勝は、出題の間隔が3~4秒刻みから0・1秒単位で次第に短くなっていく。長義さんは「とても緊張した」と振り返るが、2秒間隔での練習などを繰り返すなど日頃の努力が連覇につながった。

 指導するあわせそろばん教室の新垣佐有了副室長は、長義さんが緊張を強いられる場面でもペースを保つことができていると話し「自分で考えて、流れをつかみ取ることができているようだ」と勝因を挙げた。

 24日に埼玉県で開催されるそろばんクリスマスカップに出場する。小学校6年生の時に出場し、大会史上初の満点での団体優勝を決めた思い入れのある大会。長義さんは「個人総合、団体、フラッシュ暗算、読み上げ暗算、読み上げ算の5部門制覇を狙う」と目標を掲げた。