ファッション専門店ビル運営のOPA(千葉市)は20日、那覇市のモノレール旭橋駅前に「那覇オーパ(仮称)」を2018年秋に開店すると正式に発表した。旭橋駅周辺地区再開発事業で建設が進められている複合施設「カフーナ旭橋A街区」(地上11階、地下1階)の2~3階部分に展開する。入居テナントは、服飾だけでなく飲食や美容関連など約50店舗をそろえる計画を示した。
OPAは13年に国際通りの旧フェスティバルビルから撤退しており、沖縄再進出となる。店舗面積は2、3階合わせて約5200平方メートル。カフーナ旭橋A街区はOPAが展開する商業施設のほか、1階部分に新たなバスターミナルが整備され、上層階には県立図書館が移転する。
OPAは那覇オーパのコンセプトについて「沖縄独自の食・カルチャーと、世界発信の最新トレンドを融合し、地域の魅力を活(い)かした新たな沖縄ライフスタイルを提案」と発表した。都市型の生活スタイルを求める層を照準に、「飾・食・磨・楽・輝」をテーマに最新ショップを集積するとした。
OPAはダイエー100%出資のグループ企業だったが、親会社のダイエーが経営再建でイオングループの傘下に入り、OPAも16年からはイオンモールの完全子会社となっている。