【北部】米軍北部訓練場の返還地引渡式が25日、国頭村民ふれあいセンターで開かれた。小野寺五典防衛相や国頭村の宮城久和村長、東村の伊集盛久村長らが参加した。式典の出席者らは10月に東村高江で発生した米軍ヘリCH53E炎上事故について触れた。
宮城村長は「基地機能は依然と残されている。県民、村民への影響に最大限配慮をお願いする」と求めた。
小野寺防衛相は「米軍機による事故が相次いでいる。米側に対し、地元への影響を最小限にとどめていくよう要望する」とあいさつした。
式典には翁長雄志知事は出席せず、謝花喜一郎公室長や大浜浩志環境部長らが出席した。自民党の県関係国会議員や県議会議員、仲井真弘多前知事も出席した。【琉球新報電子版】