北部訓練場の返還地引き渡し式開かれる 防衛相「地元への影響最小限に」 翁長知事出席せず


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北部訓練場返還地引渡式で小野寺五典防衛大臣(左から2人目)から記念盾を贈呈され記念撮影する宮城久和国頭村長(左端)、大浜浩志県環境部長(右から2人目)、伊集盛久東村長=24日午前10時32分、国頭村民ふれあいセンター(花城太撮影)

 【北部】米軍北部訓練場の返還地引渡式が25日、国頭村民ふれあいセンターで開かれた。小野寺五典防衛相や国頭村の宮城久和村長、東村の伊集盛久村長らが参加した。式典の出席者らは10月に東村高江で発生した米軍ヘリCH53E炎上事故について触れた。

 宮城村長は「基地機能は依然と残されている。県民、村民への影響に最大限配慮をお願いする」と求めた。

 小野寺防衛相は「米軍機による事故が相次いでいる。米側に対し、地元への影響を最小限にとどめていくよう要望する」とあいさつした。

 式典には翁長雄志知事は出席せず、謝花喜一郎公室長や大浜浩志環境部長らが出席した。自民党の県関係国会議員や県議会議員、仲井真弘多前知事も出席した。【琉球新報電子版】