
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で、辺野古海岸テント村での2004年4月19日の座り込み開始から、26日でちょうど5千日を迎えた。米軍キャンプ・シュワブのゲート前では5千日突破に合わせ集会が開かれ「私たちの戦いが間違っていなかったから5千日も続いた。あきらめずに団結して戦っていこう」と、基地反対の声を上げた。
集会は、座り込み5千日と、1997年12月21日の名護市の住民投票から20年に合わせて、ヘリ基地反対協議会などが開催。約500人(主催者発表)が参加した。
集会ではヘリ基地反対協の安次富浩共同代表や、衆参国会議員らがあいさつ。稲嶺進名護市長も駆け付け「今の状況は20年前と比べ悪化している。今が正念場だ」と訴えた。
集会では「新基地計画を白紙撤回させ、平和で自然豊かな沖縄の未来を私たちの手でつくっていこう」などと宣言したアピール文を採択した。
この日は午前9時ごろから、砕石などを積んだ工事車両81台がシュワブ内に入った。機動隊員らが座り込んだ市民らを強制的に排除した。【琉球新報電子版】