新年の思い、家庭に届ける 年賀状配達出発式 県内は728万通


この記事を書いた人 松永 勝利
年賀状の配達にオートバイで出発する社員ら=1日午前7時38分、那覇市壺川の那覇中央郵便局

 年賀状の元旦配達出発式が1日午前7時15分、那覇市壺川の那覇中央郵便局で行われた。新年のあいさつを各家庭に届けるため、社員ら約120人がオートバイで一斉に出発した。
 出発式では、與那原建三局長が「年賀状は差出人の真心と新しい年への思いが込められた最初の贈り物です。交通事故には十分注意し、安全第一で各家庭に配達してほしい」と訓示した。続いて社員を代表し、第二集配営業部の上原滉平さんが「年賀状を心待ちにしているお客様に笑顔で丁寧に配達したい」と抱負を述べた。この後、出口に特別に設けられたくす玉が割られ、第一集配営業部の賀数幸太郎課長の威勢の良い掛け声とともに、社員たちが出発した。
 那覇中央郵便局管内で1日に配達された年賀状は、昨年より8万3千通少ない123万2千通。県全体でも昨年より39万通少ない728万通で、1人当たり平均は約5通となっている。電子メールやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などの普及を背景に年賀状の発行枚数は減少傾向が続いている。【琉球新報電子版】