名護の新年 明るく 「光文字」7日点灯 新成人、協力し合い準備


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 【名護】名護市内の銭ケ森斜面に、新成人たちが設置する「光文字」が、今年も7日に点灯される。今年で23回目となる光文字は、20回の2015年に終了の予定だったが「名護市を明るく照らしたい」と、その後も継続して取り組んできた。今回は東江中出身の新成人たちが昨年11月末から準備に取り組んだ。文字は7日午後6時の点灯式と同時に発表する。

設置作業を終えた「光文字」の斜面上に並ぶ東江中出身の新成人たち=12月29日、名護市の銭ケ森

 設置作業には新成人24人が参加。斜面に電気のケーブルを敷く作業などを協力し、昨年末に縦50メートル、幅65メートルの大きさがある文字の設置を終えた。市観光協会からの補助があるが、足りない資金は市内の企業などを回り、寄付を集めた。

 実行委員会副委員長の島袋ラコーディアントニオさん(20)は「実際にやってみて、光文字を楽しみにしている人たちがたくさんいることが分かった。名護市を明るく照らしたい」と意義を語った。

 崎浜七彩さん(20)は「普段はなかなか会えない同期生が集まることができて良かった。光文字をなくしたくない」と話した。

 毎年、電飾の設置を協力している伊波敏夫さん(50)は「銭ケ森は神聖な場所と言われている。振る舞いをきちんとし、周囲への礼儀や感謝を忘れないで取り組むよう話している。そうしたことを身に付ける機会になればと思う」と語った。