沖縄県内最大の水揚げ量を誇る泊魚市場(那覇市港町)で4日早朝、2018年初競りが開かれた。鐘の音を合図に威勢のいい掛け声が飛び交い、落札を告げる笛が次々と市場に響いた。一番競りに掛けられた53キロのメバチマグロは、過去最高となるキロ当たり7千円、37万1千円のご祝儀相場で競り落とされた。17年初競りで記録した最高値のキロ単価6千円を上回った。
4日の総水揚げ量は約45トンで、40トン超をマグロ類が占めた。初競りに先立ち、約100人の関係者らが航海の安全や豊漁を祈願した。
県漁業協同組合連合会(県漁連)の上原亀一会長は「安心安全な水産物の提供に向けて、一層努力していく」とあいさつした。